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PFAS分析調査から浄化まで、いち早く提供可能に

2023.7.18

製品ニュース

【ニュースリリース】流機エンジニアリングと常石グループのアースクリエイトが業務提携

【ニュースリリース】PFAS分析調査から浄化まで、いち早く提供可能に

流機エンジニアリングは、株式会社アースクリエイト(本社:大阪市西区、代表取締役社長:大悟法 弘充)と共同で、今夏よりPFAS(有機フッ素化合物)の無害化に向けたサービスを開始いたします。

アースクリエイトは、常石グループで環境事業を担うツネイシカムテックス株式会社(広島県福山市)の一員として、主に土壌汚染の調査・対策、廃棄物処理・リサイクル、新規規制物質対応にいたるまで幅広い環境コンサルティングを展開しています。

このたび、当社のフィルターイノベーション技術とアースクリエイトの環境事業で培った豊富な経験・実績を生かし、両社の強みを融合することで、PFASの分析調査から無害化までのワンストップソリューションを提供することが可能となりました。

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■PFAS(有機フッ素化合物)とは?

PFAS(有機フッ素化合物)を簡単に説明しますと、炭素の周りにフッ素が結びついた化合物です。発がん性が疑われ、分解しにくく、「永遠の化学物質」とも言われています。半世紀以上にわたって日常生活でも使われてきており、身近なところではアパレルの撥水加工やフライパンコーティングのフッ素樹脂などに含まれている物質です。昨今では、地下水に溶け出したPFASの地下水汚染がニュースになっており、微量でも有害性を指摘されています。また、PFASによる地下水汚染を知ることの重要性も日に日に増しており、日本国内では沖縄、大阪、東京、神奈川、宮城など全国規模で汚染が確認されています。

 

■PFAS規制に係る国内の動き

国内のPFASに対する取り組みとして、基準(案)では令和2年より、厚生労働省からは「水質基準に関する省令」で規定する水質基準を、環境省が環境基本法水質汚濁に係る人の健康の保護に関する暫定目標値を50ng/L(PFOS 及び PFOA の合算値)と定めました。令和3年には、環境省がPFHxSについて水質汚濁に係る環境基準・要調査項目とし、令和4年には、PFOS及びPFOAを水質汚濁防止法の指定物質に追加し、流出した場合の通報や応急措置義務を定めました。

 

■PFAS汚染物質の浄化技術開発にいち早く取り組み、装置が浄化施設で採用

流機エンジニアリングでは、吸着式水処理装置「ECOクリーンLFP」が、PFAS除去装置として全国で初めて採用され、湧水公園の安全な水を供給しています。これは、4月28日に落成式が行われた、沖縄県宜野湾市のてぃーちがー公園(水質改善施設)整備工事で、元請を株式会社太名嘉組、水処理の技術的管理を株式会社エンバイオ・エンジニアリング管轄のもと、浄化施設を設置しました。昨年3月に実施された、設置前の室内試験では、汚染源域を想定した地下水PFOA濃度100,000ng/Lをワンパスで2.5ng/L(実測値除去率99.997%)と、極限まで低減することが確認できています。

 

■PFAS調査分析から浄化・無害化までをトータルサポート

環境装置メーカーの流機エンジニアリングは環境コンサルティング企業であるアースクリエイトと共に、環境中におけるPFASの動向とPFAS汚染機構の解明、対象現場に合わせた最適な調査分析・対策、吸着式水処理技術の提供をトータルで行い、安全な浄化処理を実現していきます。浄化の効果を確認するための事前のサンプルテストを行う事も可能です。地下水汚染の疑い・心配がある際にはご相談ください。

わたしたちは既に、工場排水、タンク貯留水、地下水、処分場浸出水、浄水場、泡消火剤専用配管からPFAS除去のご相談・問い合わせ​を多数頂いており、今年度中に本取り組みを軌道に乗せ、2024年度には10件の案件実施を目指しています。

安全な水環境整備のため、PFAS環境課題と生物多様性保全に対する取り組みに積極的に注力してまいります。

 

■株式会社アースクリエイト
本社住所:〒550-0004 大阪市西区靭本町 1 丁目 5 番 15 号 第二富士ビル 7 階
代表取締役社長:大悟法 弘充
株式会社アースクリエイト 公式HP

<報道関係者からの問い合わせ先>

流機エンジニアリング 管理部 広報グループ

TEL:03-3452-7400  FAX:03-3452-5370  E-mail:hp_info@ryuki.com