ECOクリーンminiLFP

ECOクリーンminiLFP

コストがかかる「ろ過」の領域をもっと手軽に

PFAS、BOD/CODなどの溶存物質や探傷液の色を吸着除去!

小規模事業場向け水処理装置

 

ECOクリーンminiLFPは「高精度吸着式水処理装置 ECOクリーンLFP」の卓上サイズモデル

基盤となる技術「ECOクリーン」は第46回発明大賞「本賞」
第46回優秀環境装置表彰「日本産業機械工業会会長賞」を受賞しました!

フィルターろ過技術はそのままに、更にコンパクトで低価格での提供を実現した「ECOクリーンminiLFP」は、
小規模事業場の排水処理や排水/廃液の規制対象物質の固液分離に最適な水処理装置です。

【製品の特長】
・機能性粉体を独自のプリーツ型フィルターに添着し
PFAS、BOD・COD・TOC、色度、臭気、有害物質、VOCsなどの溶存物質を吸着除去
・独自の洗浄メカニズムにより、フィルターを自動再生し連続運転可能
交換コスト、手間、環境負荷を大幅に削減
・装置電源は100Vコンセント、スイッチ一つで作動
・お問い合わせから設置工事までトータルサポート

こんな課題がございましたら一度ご相談ください

  • 小規模事業場での排水処理に困っている
  • 処理したい水量が少ないので、排水処理にコストをかけたくない
  • 既存設備での使い捨てフィルターはコストがかさむ
【用途】
・排水/廃液の規制対象物質の固液分離
 PFAS(PFOS/PFOA/PFHxS等)BOD・COD・TOC
 有害物質、VOCs、色度(探傷液)、臭気
・小規模事業者の排水処理
・災害時の生活水の確保

製品仕様

ECOクリーンminiLFP
処理量 1.6㎥/基・日(8時間稼働)
清澄度 1mg/L
入口濁度上限 1,000mg/L以下
動力 AC100V 50/60Hz 300W
寸法 L 800mm
W 535mm
H 1,050mm
重量 80Kg

ご要望に沿った製品を安心のサポート体制で納入します。まずはお気軽にお問合せ下さい!

IPROS会員ではない方はこちら

LFP法とは

 

① プリーツフィルターに添着させた機能性粉体で原水をろ過し汚染水を浄化する水処理方法である。

② 活性炭は粒子サイズが小さいほど比表面積が大きくなり、また、粒子内拡散距離が短くなることから吸着速度や吸着量が向上することが知られている1),2)。

③ 本方法は、この原理を活用し、機能性粉体の能力を最適化した状態で使用する水処理方法である。

 

参考文献
1) 後藤 忠一, 美坂 康有, 平岡 正勝(1981): 廃水処理における活性炭充てん層の破過曲線の計算,10巻 8 号 p.608-619.
2)安藤直哉,松井佳彦,松下拓,大野浩一,佐々木洋志,中野優(2008):活性炭の超微粉化が活性炭吸着に与える効果,環境工学研究論文集,第45巻,p.309-315.

装置基本構成と処理の仕組み

LFP装置基本構成と処理の仕組み

 

① プリーツフィルターに粉末活性炭を添着、粉末活性炭の薄層(添着層)を形成。

② 活性炭の添着層で水をろ過することにより、汚濁物質が活性炭に接触し、吸着除去。

LFP装置基本構成と処理の仕組み フィルター

 

① ベッセルはプリーツフィルターを格納する耐圧容器で、耐圧は0.3MPa、上部はフェルールフランジになっており、フィルターの交換が容易にできる。またフェルールフランジにはフィルターを回転するサーボモーターを備える。

② ベッセルには、原水入口・スラリー排出口・処理水出口があり、フィルターの洗浄再生用スリットノズルを備える。

③ プリーツフィルターは山折りした襞が放射状に開いた円筒型の成形フィルターで、標準フィルターの面積は1本あたり50㎡、大きさはφ450×1,200mmである。フィルター膜はポリエステル基材に親水性テフロンメンブレン膜がラミネートされており、そのろ過精度は0.15μm×99.95%となっている。プリーツフィルターは通水ろ過の高差圧に耐える構造で0.3MPaの耐圧を有する。また、耐熱120℃、pH3~11.5の液が処理できる。

④ フィルター1本当の水処理量は5〜15㎥/時間で、処理量を増やす場合にはフィルターおよびこれを格納するベッセルを増やすことで実現できる。

処理フロー

LFP処理フロー

 

① 予め調製した粉末活性炭懸濁液をプリーツフィルターでろ過、残渣となる粉末活性炭をフィルター表面に添
着(または堆積)させて粉末活性炭の薄層をフィルター表面に形成する(以下、粉末活性炭添着層)。活性炭量は標準300g/㎡で、添着層の厚さは約0.6㎜になる。

② 原水を粉末活性炭添着層でろ過して汚染物質を吸着除去する。ろ過する際の透過流束(Flux)は標準100〜
400LMH(L/㎡/h)である。このFluxでの粉末活性炭添着層通過時間は約5秒〜21秒である。

③ 粉末活性炭は汚染物質を吸着するにつれ吸着能力が低下する。吸着能力が一定水準まで下がったときにはフィルター表面から粉末活性炭を剥離・排出し、その後、新たな粉末活性炭を添着する。使用済みの粉末活性炭の剥離・排出、新たな粉末活性炭添着層形成は自動で行うことができる。

その他LFP法の詳細について資料をダウンロードいただけます(無料)

 

【目次】

1 プリーツフィルター・機能性粉体法の原理
2 装置基本構成と処理の仕組み
3 処理フロー ECOクリーンLFPの自動洗浄機能
4 粉末活性炭の物性・粒状活性炭との比較 LFP法の平膜試験器
5 除去試験結果と除去率の特徴
6 湧水・地下水浄化の設計
6.1活性炭の選定・吸着量と粒度分布
6.2LFP法での水処理量と吸着量
6.3従来方法とLFP法との比較 各処理方法でのCO2排出量
6.4LFP法による吸着除去の仕組み・仮説

ご要望に沿った製品を安心のサポート体制で納入します。まずはお気軽にお問合せ下さい!

IPROS会員ではない方はこちら